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3.5 水道メ−タの設置


1.水道メータの設置位置は、原則として道路境界線に最も近接した敷地部分で、メータの点検
 及び取替作業が容易であり、かつ、メータの損傷、凍結等のおそれがない位置であること。
2.建物内に水道メータを設置する場合は、凍結防止、取替作業スペースの確保、取り付け高さ
 等について考慮すること。
3.水道メータの遠隔指示装置を設置する場合は、正確かつ効率的に検針でき、かつ維持管理が
 容易なものとすること。
4.水道メータを地中に設置する場合は、鋳鉄製、プラスチック製、コンクリート製等のメータ
 ます又はメータ室に入れること。また、メータ取り外し時の戻り水による汚染の防止について
 考慮すること。
5.水道メータの設置に当たっては、メータに表示されている流水方向の矢印を確認した上で水
 平に取り付けること。また、メータの器種によっては、メータ前後に所定の直管部を確保する
 など、計量に支障を生じないようにすること。
 
(解説)
1.水道メータは、需要者の使用水量の計量及び当該メ−タ先における漏水の発生を検知するため、その設置位置は、給水管分岐部に最も近接した敷地部分とし、検針及び取替作業等が容易な場所で、かつ汚水や雨水が流入したり、障害物の置かれやすい場所を避けて選定する必要がある。
 水道メータは、一般的に地中に設置するが、場合によっては維持管理について需要者の関心が薄れ、家屋の増改築等によって、検針や取り替えに支障を生ずることがある。したがって、地中設置に限らず、場所によっては地上に設置することも必要である。ただし、この場合は、損傷、凍結等に対して十分配慮する必要がある。寒冷地においては、水道メータが凍結破損することがあるので、防寒措置の実施や、取り付け深さを凍結深度より深くすることなどに配慮する必要がある。
2.水道メータを集合住宅の配管スペース内など、外気の影響を受けやすい場所へ設置する場合は、凍結するおそれがあるので水道メータに発泡ポリスチレンなどでカバーを施す等の防寒対策が必要である。また、他の配管設備と隣接している場合は、点検及び取替作業の支障にならないよう必要なスペースを確保すること。
3.水道メータの遠隔指示装置は、効率よく検針を行うとともに使用水量を正確に伝送するためのものであるため、定められた仕様に基づき検針や維持管理が容易なものであること。
4.水道メータを地中に設置する場合は、メータます又はメータ室の中に入れ埋没や外部からの衝撃から防護するとともに、その位置を明らかにしておく。
 メータます及びメータ室は、水道メータの検針が容易にできる構造とし、かつ、水道メータ取替作業が容易にできる大きさとする。なお、メータ用止水栓等が収納できることが望ましい。
 口径13〜40mm水道メータの場合は、鋳鉄製、プラスチック製、コンクリート製等のメータますとし、口径50mm以上の水道メータの場合はコンクリートブロック、現場打ちコンクリート、鋳鉄製等で、上部に鉄蓋を設置した構造とするのが一般的である。また、水道メータ取り外し時の戻り水などによる被害を防止するため、防水処理または排水処理などの措置を講じること。
5.水道メータは逆方向に取り付けると、正規の計量指針を表示しないので、絶対に避けなければならない。また、傾斜して取り付けると、水道メータ性能、計量精度や耐久性を低下させる原因となるので、水平に取り付けること。さらに、適正な計量を確保するため、水道メータの器種によっては、水道メータ前後に所定の直管部を確保する。
 なお、メータパッキンの取り付けは、ずれがないよう注意する必要がある。
6.集合住宅等の複数戸に直結増圧式等で給水する場合、水道メータ取り替え時に断水による影響を回避するため、メータバイパスユニットを設置する方法がある。このメータバイパスユニットは、水道メータ取り替え時にはバイパス側を通水させ、断水を回避できるものである。

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